
県内・県外から雪の中を歩くのが好きな方が総勢30名が霧ヶ峰自然保護センターに集合。

オリエンテーションののち、5班に分かれて、真冬の高原を堪能しながら車山山頂を目指します。

主催者の目的としては、気温がキンキンに冷えた雪と氷の世界を楽しんでもらうという目論見でしたが、意に反して気温が高く、なんだか快適な雪上ハイクになってしまいました。
先頭でラッセルしてる人は大変ですが、30人も歩けばトレースはバッチリ、楽々歩けます。

動物の足跡があちこち見られました。
参加者:「先生〜! この足跡はなんですか〜??」
講 師:「どれどれ〜??」
ズボッ!! (^◇^)

雪はクラスト状態で、スノーシューを履いてても踏み抜くとひざ上ぐらいはハマってしまいます。
この辺にあるアニマルトラックは大体ウサギかキツネかテンのものらしいです。
だだっ広い〜雪原・・・

しかしこの辺り一帯、標高は1500〜1600mで森林限界というわけではないのになぜか樹木がありません。

聞くところによると、1000年ほど前の平安時代から放牧や萱採取のために、木を伐採して今日の姿になったのだとか・・・
今は野焼きをしたり、樹木が伸びないように山の地権者が管理してるそうです。
そういう意味で、これは本来の自然環境なのかという議論もあるようで・・・
それはともかく、ここ最近はシカによるニッコウキスゲの食害が深刻な問題になってるみたいです。
お昼を過ぎて車山の肩の手前、 だいぶ頂上に近づいてきました。

標高が上がるにつれ、地表を這うように風が強くなってきました。
こちらはそんな風をモノともせず、快調に高度を稼ぐ孤高のアルピニストさん・・・

横殴りの風に翻弄されながらも自然が作り出す造形の美しさに目を見張ります。
シュカブラ その1

シュカブラ その2

シュカブラ その3

風食されるシュカブラ

13時半にようやく車山山頂に到着〜

ずーっと目印になっていた山頂の丸い物体は気象レーダーでした。

少し霞んでましたが、八ヶ岳連峰もバッチリ

我々が歩いて登ってきた斜面の反対側は車山スキー場・・・ 実はリフトでここまで上がれるらしいww
まぁ 自力で登ってくるからこそ価値のある景色ということで・・・ ^^
長野県山岳総合センターでは来シーズンもいろいろと面白そうな企画を考えているとのことなのでまた機会があれば参加したいと思います。




今回もお世話になりました。
またよろしく。次回は鉄っすかね。
銀マットで滑ったらさらに楽しそうな気もしますが・・・