2014年09月23日

クライミング in 廻り目平

2週続けて廻り目平です。(;^ω^A
今週は自転車ではなく山登り・・・

一度チャレンジしてみたかったんですよ。 クライミング・・・
で、9月22日とうとう小川山でクライミングデビューしちゃいました。

IMG_20140921_160553.jpg

3月の赤岳でお世話になった山岳ガイドのMさんにお願いしてクライミングのイロハを教えてもらうため、ナナーズ川上店で待ち合わせ、先週に引き続き、廻り目平へ向かいます。

先週はランドナーでゾンビのように登った道を車であっさりと走り抜け、9時過ぎにキャンプ場の駐車場に到着。

IMG_20140921_092301.jpg

林道を10分ほど歩いて脇道から林の中を少しばかり登ると突如目の前に巨大な岩壁が洗われました。

通称「ガマスラブ」と呼ばれるその斜面で、まずはクライミングに関する基本動作と装備、ロープワークやらビレイデバイスの使い方を教わります。

Image2.jpg

覚えなければならないことがありすぎて、開始早々頭が混乱してます。(;^_^A

ガイドのMさんからは「今日の課題はマルチピッチで2人で登る技術を取得すること」とと言われてました。

マルチピッチというのは二人一組で50〜60mのロープを使い、リード役がルートと支点を確保しながら登り、フォロー役が下からビレイしながら尺取虫のように上へ上へと登るアルパインクライミングの登攀システムです。

全くの予備知識がないままクライミングするわけにもいかないので、事前に読み込んだ入門書によると、「最初は3〜4メートルの足場やホールドのしっかりした岩場で練習するのが良い」と書かれていたのでそれぐらいならボルダリングジムと同じかな〜なんて考えていたら、甘かった・・・

Image3.jpg

いつもスパルタ的なご指導を頂くMさんなので、なんとなく嫌な予感がしてましたが・・・やっぱり(゚_゚i)

で、なぜ「ガマスラブ」なのかと云うと・・・

IMG_20140921_112551.jpg

登ってくる様がまるで「ガマガエル」のようなので、この岩から上部にかけてガマルートと呼ばれるそうです。

花崗岩でザラついた表面は滑りにくいのですが、中盤からほとんどホールドが無くなり、両手のひらとスメアリングという靴底の先端の抵抗を使って這いつくばって登らなければなりません。ロープで確保されているとはいえ、かなりビビります。

登ったら今度はATCという下降器にロープを通して懸垂下降で下ります。

IMG_20140921_114940.jpg

「ガマスラブ」を何度か上り下りして、基本動作を習得したら、いよいよ更なる高みへと向かいます。

軽く行動食を取った後、登攀を開始。

今回はMさんがまず支点を確保しながら登り、メインロープで私を確保、私が疑似リードで登攀して、yukoさんが下からフォロー、私が登り切ってビレイを取ったあと、セカンドロープでyukoさんを上から確保するというシステムで登っていきます。

1ピッチ目のガマスラブはそれほど斜度がきつくないので難なくクリア。

2ピッチ目の岩壁の下で取り付く準備をしていたら、上方から「ラクーッ!!」の叫び声が聞こえたかと思ったら我々のすぐ横をソフトボール大の石がカラ〜ンと落ちていきました。

おっかね〜!! 危うく大怪我をするところでした。
こういう場所では常に上からの落石に注意しななければなりません。

まずMさんがリード。

Image4.jpg

「私がいないものと思って登ってください。」って、そんな簡単に言わないで〜ヾ(~O~;)

支点ごとにMさんが設置した通称「ヌンチャク」と呼ばれるクイックドローでメインロープをサブロープに切り替えて登らなければならないのですが、壁にしがみついて登るのが精一杯でついロープの切り替えを忘れてしまいます。

2ピッチ目の最初の難関は、この溝みたいなところしかない箇所。

Image6.jpg

ホールドがないので、溝のサイドを指で押さえてグイッと体を持ち上げます。

何度かズルっときましたが、どうにかクリア。

火事場の馬鹿力ってヤツですねww ^^;


一旦、棚にビレイを取って、息をと整えますが、恐怖と緊張、疲労が重なって脚がガクガクと震えています。

クライミング用語では「ミシンを踏む」というらしいです。(笑)

もう自分ではコントロールできないほど脚はミシンを踏み続け、とんでもない所に来てしまったという後悔の念が頭をよぎりますが、ここまで来たらもう登るしかありません。

それよりも、止まっていると纏足みたいなクライミングシューズの中で指同士がギューッと押し込められて痛いのなんのって・・・一刻も早くこの苦痛から逃れたいので上に向います。

2ピッチ目後半はホールドが結構あったので割とスムーズに登れました。

が、途中でクイックドローのロープ付け替えミスが発覚、一旦クライムダウンしてロープを付け替え何とか登り切りました。

Image7.jpg

すぐさまビレイを取って、セカンドロープを手繰りよせ、下から上がってくるyukoさんを待ちます。

シューズを脱いで、ホッと一息。 

Image9.jpg


3ピッチ目のルート工作に上がったMさんの姿が見えず、「登っていいよ〜!!」の合図もなかなか聞こえてきません。

Image10.jpg

こりゃ、きっと難しいポイントがあるに違いない・・・

しばらくして合図とともに3ピッチ目開始。

前半は調子よく登っていきます。ようやくMさんの姿が見えたと思ったら手前にオーバーハング!!

Image16.jpg

ホールドできそうなところが無くて岩の上をなんども弄りますが、なかなか上がれません。

Image13.jpg

5分ほど格闘して最後はメインロープからの天の力を感じつつどうにか登り切りました。

yukoさんも無事クリア。


4ピッチ目は普通の岩場だったので支点は取らずにそのまま登り、ピーク直下の岩場に憑りつきます。

Image15.jpg

最後の5ピッチ目は3メートルほどの岩ですが、一歩足を踏み出して岩に憑りつくとそこから下は50mほどの断崖絶壁ww

当然、振り返って下を見る余裕もなく・・・

脚は絶え間なくミシンを踏み続け、両手いっぱいに岩にしがみ付きながら何とかクリア! 

ヘルメットに装着したアクションカムのバッテリーが切れてしまい、最後の1ピッチは記録できませんでしたが、全員無事にガマルートのピークに達しました。

Image17.jpg

「登り切った!!」という感動より「もう登らなくていいんだ〜」というプレッシャーからの解放と耐えがたい窮屈なシューズを脱ぐことができるという方が嬉しかったです。(;´▽`A``

image.jpg

両サイドがスパッと切れ落ちた天端を下降ポイントまで移動し、眼下に廻り目平キャンプ場を眺めながら行動食で補給。

IMG_20140921_160708.jpg

登り始めてから3時間半でしたが、途中で補給する余裕もなく・・・ 気が付くと喉がカラカラでした。


時刻は16時をまわり、風も強くなってきたので、景色を堪能したら下山開始です。

松の木にビレイを取って、懸垂下降で降りて行きます。

Image23.jpg

だんだん感覚がマヒしてくるのか、ビレイされているとこんな場所に立っても恐怖を感じなくなりました。

Image25.jpg

懸垂下降2回でガマルートの裏側にあるアプローチに到達。

普通の山道を歩けることがこんなにありがたいと思ったことはありませんでした。^^;

Image26.jpg

10分ほど歩いて林道に合流、本日のクライミングを振り返りながら駐車場に戻りました。

今回クライミングを初めて体験していろいろと学ぶべきことがありました。
高所といってもこれまで歩いた北アルプスのキレットや鎖場・ハシゴとはひと味もふた味も違うものでした。
登攀の技術もさることながら、「絶対登りきる」という強い気持ちがないとできないこと。
「どうやってここ登るの??」という場所でも、あらゆる可能性を試せばどうにかなること。でもこれはまだまだ登攀の技術を磨く必要があります。
緊張とリラックスを上手に使い分け、フィジカルとメンタルの両面がベストな状態を保つことが大切なんだな〜と思いました。

全くの初心者をピークまで導いてくださったガイドのMさんに感謝を述べて、初クライミングは終了しました。


野菜王国・川上村にある唯一のスーパー「ナナーズ」で地元野菜や果物をしこたま買い込んで帰宅しました。

もちろん佐久のいつものお店に寄って・・・


せっかく教わったマルチピッチの技術を忘れないうちに、どこかの岩場で復習しないと・・・(゚◇゚;)!

posted by Nori8 at 10:56| 埼玉 ☔| Comment(6) | 山登り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
よくぞご無事で・・・
それにしても、ピークで笑えるyukoさん、スゴイです。
Posted by ミサトン at 2014年09月23日 20:58
こえ〜!!!
あまりの怖さに近づけません。
のりさん死なないでね
Posted by らんた at 2014年09月24日 07:15
ミサトンさん

登ってる最中は必死で、もうヤダ〜って思うんですけど、降りてきたら何故かまた登ってみたいなって思うんですよねww 不思議です。(笑)

Posted by Nori8 at 2014年09月24日 21:10
らんたさん

この領域だけはちゃんと技術と経験を持った人とじゃないと行けませんね。

落ちたらシャレにならないので、十分気をつけます。
Posted by Nori8 at 2014年09月24日 21:15
ついにあちら側へ渡っちゃいましたか!
そのうち、更に山にのめり込むあまり八ヶ岳界隈に移住しそうなw

ピークでのお二人の表情が対照的っすね。yukoさんおそるべし!
Posted by テツ at 2014年09月24日 23:34
テツさん

とうとう踏み込んじゃいました。直登するって気持ちいいですよ(笑)
降りるときもあっという間だし・・・

yukoさんは案外高いところ平気みたいですww
Posted by Nori8 at 2014年09月25日 22:11
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。