尾瀬戸倉のゲート前で車中泊し、6:00の開門を待ちます。
前夜から待った甲斐があって鳩待峠の駐車場に停めることができました。
7:30 鳩待山荘を出発し、まずは至仏山の山頂を目指します。

登り初めてすぐ目の前に見える大きな山体。同行者から「あれ至仏山ですかね??」と尋ねられるも「・・・」

福島県側の燧ケ岳から何度も見てるはずなのに、目の前に鎮座してるのが至仏山とは思いませんでした。 ^^;
ひさびさの70ℓザック。 ショルダーストラップを通じてズッシリと重さが伝わってきます。
ゆっくり登っているのですが、汗が噴き出てきます。
しばらく歩くと樹林帯を抜け、小至仏が見えてきました。

ゴマ粒より小さい登山者が斜面をトラーバースしてます。
2時間半ほどで小至仏の手前に到着。

ピークは回避して、そのままトラバースしていきます。

そこそこ斜度はありますが、危険を感じるほどではありませんでした。
小至仏を抜けて、最後のひと踏ん張りでようやく至仏山の山頂に到達。

少々霞んではいましたが、360度の景色は素晴らしいものでした。
北側正面には尾瀬ヶ原と東北の雄「燧ケ岳」

西側に越後駒ヶ岳と八海山、中ノ岳の越後三山が存在感をアピールしてました。

山頂でしばらく景色を眺めたら、本日の宿営地「山ノ鼻キャンプ場」を目指します。
尾瀬ヶ原に向って尻セード開始!


やっぱりこうじゃなきゃねww

標高差約800mの2/3ほど、滑っておりましたよ。
しかし、歩いて降った登山者と下に着くタイミングがそれほど違わなかったのはご愛嬌です。 ^^;
心行くまで尻セードを楽しんだら、尾瀬ヶ原に到着。

水芭蕉やニッコウキスゲの咲き乱れる尾瀬は全く違う顔を見せるのでしょうね。
至仏山荘で手続きして、程よい場所にテントを設営。

日没までにまだ時間があったので、スコップで簡易食卓を設営し、大自然の中でカフェタイム。

こんな風に遊べるのも雪上キャンプの醍醐味ですね。その後、煮込みラーメンを食べて18:00には床につきました。
夜、尾瀬の星空を狙おうと思って、カメラとか三脚とか仕込んでいったのですが、月影がボンヤリとした曇天でした...orz
翌朝も良い天気。

名残惜しい景色を後にして川上川に沿って鳩待峠まで戻ります。

鳩待峠は中央分水嶺に位置しているので、福島県側に流れる川上川は尾瀬ヶ原を経て、只見川へと注ぎやがて日本海に達します。
大いなる水の流れ、ロマンを感じますね〜
約1時間ほどで鳩待峠に戻りました。
G.W.以降は残雪期の植生保護のため、7月の山開きまで入山禁止となってしまう至仏山ルートですが、今回天気に恵まれて気持ちよく歩くことができました。
また、機会があれば訪れてみたいです。



